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【もう探さない】年間150時間を生み出す「探し物ゼロ」のデジタル整理術

「あのファイル、どこに保存したっけ…」
そんな経験は誰にでもあります。ある調査では、ビジネスパーソンは年間150時間以上を「探し物」に費やしていると言われています。これは1か月分の労働時間に匹敵する大きなロスです。
この記事では、私が実践している「探し物をゼロにする」デジタル整理術を紹介します。ポイントは 命名規則・フォルダ構造・クラウド活用 の3つ。今日からすぐに取り入れられる具体的な方法を解説します

目次

ルール1:【命名規則】未来の自分が検索しやすいファイル名をつける

黄金ルール

「日付_プロジェクト名_内容_バージョン.拡張子」のように必要要素・順番を統一する。

例:20251031_A社案件_提案書ver3.pptx

  • 半角英数字+アンダースコアを基本にする
  • スペースでの区切りは避ける(検索や共有で不具合が出やすい)
  • バージョン管理を明示して「どれが最新?」問題を解消

命名規則は「未来の自分へのメッセージ」。検索窓にキーワードを入れれば一発で見つかる状態を作りましょう。

ルール2:【フォルダ構造】誰が見ても迷わない「地図」を作る

基本3階層

階層フォルダ名用途
Active(進行中案件)現在進行中のプロジェクトを格納
Archives(完了案件)完了済み案件を保存、参照用
Resources(資料・テンプレート)汎用的な資料やテンプレートを保管

案件フォルダの標準構造

  • 01_議事録
  • 02_提案資料
  • 03_参考資料
  • 04_成果物

案件ごとに同じ構造を使い回すことで、誰が見ても迷わない「共通言語の地図」が完成します。

ルール3:【クラウド活用】場所を問わずにアクセスできる「外部倉庫」を持つ

クラウドサービス比較表

サービス無料容量強み向いている人
Dropbox2GB同期スピードが速い、外部共有に強い外部パートナーと頻繁にファイル共有する人
Google Drive15GBGmail・Google Docsとシームレス連携、検索機能が優秀Googleサービスを日常的に使う人、共同編集が多い人
OneDrive5GBMicrosoft 365との親和性が高い、Office文書との連携が強力Word/Excel/PowerPointを業務で多用する人

実践ポイント

  • デスクトップやドキュメントをクラウドと同期
  • PC故障や紛失時でも即復旧できる安心感
  • 社内外のメンバーとスムーズにファイル共有

Before/Afterで見るデスクトップ整理

Before(整理前)

  • デスクトップにアイコンがびっしり
  • 「新しいフォルダ」「最終版2」など曖昧な名前が乱立
  • 必要なファイルを探すのに毎回数分かかる

After(整理後)

  • デスクトップには「進行中案件」「完了案件」「資料」の3つだけ
  • 案件フォルダは統一ルールで整理
  • ファイル名は「20251031_A社案件_提案書ver3.pptx」のように一目で分かる
  • 探す時間:5分 → 10秒

チェックリストで実践度を確認

命名規則

  • ファイル名は「日付_プロジェクト名_内容_バージョン」で統一している
  • 半角英数字+アンダースコアを基本にしている
  • 「最終版」「コピー」など曖昧な名前を使っていない

フォルダ構造

  • 「進行中案件」「完了案件」「資料」の3階層を基本にしている
  • 案件ごとに同じ構造を使っている
  • 誰が見ても迷わない「地図」になっている

クラウド活用

  • 自分に合ったクラウドサービスを選んでいる
  • デスクトップやドキュメントをクラウドと同期している
  • PC故障や紛失時でもすぐに復旧できる状態になっている

まとめ:整理術は未来の自分への「最高の贈り物」

デジタル整理は一度仕組みを作れば、あとはルール通りに運用するだけ。未来の自分に膨大な時間をプレゼントする「資産」になります。

完璧を目指す必要はありません。まずは今日作るファイル1つから命名規則を試してみましょう。その小さな一歩が、あなたの生産性を劇的に変えていきます。

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この記事を書いた人

製薬系一部上場企業で研究職としてキャリアをスタート。業界内での転職を経て、異なる企業文化を経験し、視野を広げてきました。MBA取得後、40歳で管理職に。現在は“新米管理職”として、マネジメントを学びながら日々奮闘中です。理系×ビジネスの視点で、現場のリアルを発信していきます。

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